
地球温暖化の進行で起こる未来を変えよう。私たちにできること
地球温暖化は、さまざまな異常気象をもたらします。例年続く猛暑もそのうちの一つです。
2024年の6月~9月の猛暑日地点数は10,273地点と2010年以降で過去最多でした。
(出典:猛暑日地点数の積算|気象庁、2024年)
また、全国各地で年間猛暑日日数・継続日数は過去最多を記録し、熱中症による救急搬送者数は2008年の調査開始以降、最も多い人数に。
(出典:令和6年(5月~9月)の熱中症による救急搬送状況|消防庁、2024年)
今回は、地球温暖化によって起こりうること、それを防ぐために私たちができることをご紹介します。
地球温暖化の進行で起こる異常気象

地球温暖化が進行すると、以下のような異常気象が発生します。
- 猛暑日・熱帯夜日数の増加
- 豪雨の増加
- 台風に伴う雨風の強まり
実際に「平成30年7月豪雨」は、地球温暖化によって50年に一度の大雨発生確率が約3.3倍になったことにより起こった災害です。異常高温や大雨は、日本のみならず世界各地で起きています。
(出典:国土交通白書2022|国土交通省、2022年)
このまま地球温暖化に対し有効な対策をとらなかった場合、2100年の平均気温は、2000年頃と比較し最大4.8℃上昇するとの予測もあります。夏の最高気温は、札幌を含む全国140地点で40℃を超えるとのこと。
(出典:2100年 未来の天気予報|環境省、2019年)
地球はますます悲鳴を上げ、私たちの生活にも危険が及んでしまいます。
地球温暖化を抑制するために私たちができること

あらゆる異常気象をもたらす地球温暖化を抑制するには、私たち一人ひとりの意識と行動が欠かせません。
例えば、リデュース・リユース・リサイクルの3Rを意識し、ゴミの分別を徹底したり、使い捨てに頼らず、物をより長く使うことを意識したりすることが大切です。食品は必要な分だけを購入し、使い切りを心がけて廃棄食品を減らすように努める必要もあります。
ごみを焼却したり運搬したりする際には、地球温暖化の原因となる二酸化炭素が排出されます。ごみを意識的に減らすことで、 地球温暖化に歯止めをかけることに繋がります。
また、リサイクル素材やバイオマス素材といった、環境に配慮した素材でできた商品を購入することや、環境に配慮された製品であることを表す認証ラベルの商品を選択することも、普段の買い物で取り組むことができる行動のひとつです。
さらになるべく自転車に乗るようにするだけでも、二酸化炭素の排出を削減し、空気の汚染を軽減できます。石炭や石油、ガスを燃料とする電力の消費を抑えるため、日頃から省エネを意識して生活するのもよいでしょう。
身近な取組の詳細は、TOKYOエシカルの過去の記事でも詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
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「リサイクルで地球を救おう。再生までの流れ・注意点をご紹介」
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「5月22日はサイクリングの日。地球にも健康にもやさしい自動車移動のすゝめ」
地球の未来は私たちの手で守ろう

地球温暖化が進行すると、気温上昇に伴う長引く猛暑や豪雨、強い台風などの異常気象をもたらします。一人ひとりが「自分ごと」として捉え、私たちの手で、地球の未来を守る取組を始めていきましょう。