明るい未来への第一歩になる 詰め替え用品の利用

シャンプーや洗剤の日用品は、私たちの生活にとって欠かせないものの一つ。
商品の多くはプラスチック容器に入っているので、使用後に毎回捨ててしまうと、ごみやプラスチックの使用量は増加してしまいます。

そこで活用したいものが、「詰め替え用品」です。

パック状のものやボトル状のものがあり、シャンプーや洗剤の他に調味料や化粧品などでも販売されているため、日々の買い物中に見かけたり、買うことも多いのではないでしょうか。

今回は、パック状のものに注目して、詰め替え用品を買うことがエシカルな選択につながる理由についてお伝えします。
アイテムの選び方を見直すヒントも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

●詰め替え用品を選ぶことが、地球にやさしい選択に

詰め替えをする様子

詰め替え用品の一つである、詰め替えパックのプラスチック使用量は、本体容器と比べると約70~80%も削減できます。そのため、リデュースに大きく貢献しているといえるでしょう。国内の販売シェアは日用品全体の約80%に広がっているので、多くの種類の製品で使うことができます。
(出典:環境省|プラスチック・スマート|Q.つめかえパックってどのくらいプラスチック削減できるの?

詰め替え用品は本体容器と比較すると軽量で小さく、詰め替え用品の使用が進んで本体容器の製造回数を減らすことができれば、より多くのプラスチック使用量やCO2排出量の削減ができるでしょう。

詰め替え用品を選ぶことで未来の環境負荷を抑え、地球にやさしい選択へとつなげることができます。

● 限りある資源を活かすために進んでいることとは

リサイクルのイメージ

詰め替え用品はエシカルなものである一方、使用された詰め替えパックのリサイクルが課題となっています。
その理由は、詰め替えパックの構造にあります。多くの詰め替えパックは中身の品質を保つため、複数の素材でできたフィルムを貼り合わせた多層構造になっています。その特徴が、リサイクルの難易度を技術面・コスト面から高めているのです。

現在では、リサイクルの推進策の一つとして「水平リサイクル」という方法が注目されています。
水平リサイクルとは、使用済みの製品を原料として再利用し、リサイクル前と同じ種類の製品を作る仕組み。

この手法により、新たなプラスチック原料の使用を抑えながら、限られた資源を効率的に循環させることができます。また、リサイクル後に作られた製品の品質が大きく劣化しない点も特徴です。

これまで水平リサイクルが行われてきた代表的なものとして、ペットボトルやアルミ缶があります。これらは単一の素材で作られているため、盛んに水平リサイクルが行われていました。
その一方、詰め替えパックなどの複合素材で作られたものは、異なる素材を分離することに技術的課題があるため、水平リサイクルをすることが難しいとされてきました。

しかし、近年では再生技術の発展や、生産段階からリサイクルしやすい素材や形状のパッケージを採用した製品を作ることで、一連の課題解決に向けた取組が行われています。
今後も技術発展によって、詰め替えパックがさらにエシカルな商品になることが期待できますね。

●詰め替え用品の購入から広がる、エシカルなアクション

紙素材の詰め換えパックを選ぶ

プラスチック素材の詰め替え用品はリサイクルの推進に課題が残る一方、環境に配慮した素材で作られた用品も作られています。

その代表例の一つは、紙素材のもの。
コーヒーやお茶など粉末状になっているものから、ヘアオイルなどの液体まで、さまざまなものに対応した紙素材の用品が作られています。

また、バイオマスプラスチックも注目したい素材の一つ。
バイオマスプラスチックは、トウモロコシやサトウキビなどの再生可能な植物資源を原料に用いて作られたプラスチックです。
バイオマス(再生可能で生物由来の有機資源)は焼却処分をするとCO2を排出しますが、原料となる植物が光合成をすることで、同じ量のCO2を吸収するカーボンニュートラル効果があるため、結果として大気中のCO2濃度を上昇させない特徴があります。

購入時に商品の「素材」を意識することで、エシカルなアクションをさらに広げることができます。

●身近な選択が、「エシカル」につながる

詰め替えのイメージ

日々の暮らしをおくるうえで、多くの方が活用する詰め替え用品。
今回ご紹介したように、詰め替え用品は購入するだけで「エシカルなアクション」につながります。
さらに「素材」にも目を向けてみることで、日々の小さな意識や選択が私たちの未来を変える力になります。
特別なことではなく、日常生活の中で無理なくできることを、今日の生活から始めてみてはいかがでしょうか。

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