贈る人も贈られる人も心温まる。身近なエシカル行動「ドネーション」を紹介

ドネーションとは、寄付や寄贈を表す言葉です。
応援したい企業や団体、地域から個人まで、共感し心が動いた相手に寄付をすることは、社会貢献の一環であり、贈る側と贈られる側双方の心を豊かにしてくれます。それはまさに、人や社会、環境に優しいエシカルな行動といえるでしょう。

今回は、取り組みやすい身近なドネーションを3種類紹介します。

 

「お気に入り」を見つけて応援しよう【寄付付き商品】

寄付付き商品とは、購入すると特定の組織や団体に寄付ができる仕組みを持つ商品のこと。購入金額の一部が支援先に寄付されます。商品は食品や飲料、日用品までさまざま。お気に入りのアイテムを探す感覚で、お気に入りの支援先を探してみるのもいいですね。

寄付付き商品を購入するメリットは、必要なものを手に入れながら社会に貢献できること。寄付付き商品を販売する企業にとっても、売り上げを立てながら寄付金を集められることや、取組が消費者へのPRになることがメリットといえます。

購入する側・販売する側・寄付を受け取る側の3者で幸せを分けあえる寄付付き商品の購入は、エシカル行動の一つです。

 

「自分にもできること」が見えてくる【被災地産食品】

農林水産省では、東日本大震災の被災地産食品の消費を促しています
(※出典:農林水産省ウェブサイト)

キャッチフレーズ「食べて応援しよう!」を掲げ、被災地で生産製造されている農林水産物・加工食品の販売促進や利用の呼びかけを実施。実際に、食品の販売フェアや社員食堂での利用などの取組が全国各地で行われており、都内でも都庁職員食堂での被災地産食品の提供やマルシェが開催されています。

直接被災地に出向くことはできなくても、私たちは商品を購入することで復興の力になれます。被災地の産業を応援し、人と人のつながりをもたらすことは、エシカル行動にもつながるでしょう。

 

さまざまなプロジェクトの支援者に【クラウドファンディング】

オンライン上で、プロジェクトに賛同してくれた支援者から少額ずつ資金を調達できる、クラウドファンディング。個人・団体を問わず、アイデアがあれば誰でも起案者として発信でき、その思いに共感できれば誰でも支援者になって応援できます。
クラウドファンディングで支援するメリットは、起案者の顔や活動内容などの情報を自分の目で見て判断できること。
その手軽さから、日本でクラウドファンディングサービスが始まった2011年以降、利用者は伸び続けています。

支援することでリターンがもらえる「購入型」や、リターンが生じない「寄付型」などの種類があり、特に「寄付型」は被災地支援や人権問題への取組といった社会貢献性が高いプロジェクトが多く、寄付を通して社会問題の解決に貢献することが可能です。

 

手軽に、気軽に「心」を贈ろう

寄付をすることに、ハードルの高さを感じる方は少なくないかもしれません。

しかし、寄付付き商品や復興支援商品なら、商品を購入するだけで手軽に、届けたい相手に「心」を贈れます。手元にある商品にもより愛着が持てそうですね。クラウドファンディングなら、小さな気持ちからでも気軽に応援できます。

この冬は、お気に入りの支援先を探してみるのはいかがでしょうか。

記事一覧へ