人にも地球にもやさしいエシカルな取り組み。株式会社Libertyを紹介

日々のお買い物を通じて、人や社会、環境などに配慮するエシカル消費には、フェアトレード認証商品やオーガニック製品を選ぶことをはじめ、さまざまな行動が当てはまります。
エシカル消費がどんなものかは分かっていても、実際になにを選べばいいのか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
エシカルは、食品や日用品、アパレルなどさまざまなジャンルのアイテムに取り入れられています。

今回はTOKYOエシカルのパートナー企業・団体から、エシカルなセレクトショップの運営をはじめ、さまざまな取り組みをしている株式会社Libertyを紹介します。

「style table DAIKANYAMA」

株式会社Libertyは、原材料や産地にこだわった、安心・安全なコスメやフード、ライフスタイル雑貨を扱うビューティーセレクトショップ「style table DAIKANYAMA」代官山本店を運営する企業です。

「人にやさしく 地球にやさしく 代官山から世界へ」をビジョンとして代官山を拠点に事業を展開しています。

株式会社Libertyの考えるエシカル

株式会社Libertyの代表・三上結香さんは学生時代に「世界学生環境サミットin京都」の実行委員を務めた経験や、留学先のアルゼンチンで貧富の差を体感しボランティア活動に勤しんだ経験から、仕事を通して社会貢献をしたいと思うようになったそうです。
「1人が全ての行動を変えるよりも、より多くの人が1つの行動を変えてみることが大きな変化に繋がっていく」と考えた三上さんは、同社がその最初の1歩を踏み出すきっかけになれればという思いで「style table DAIKANYAMA」代官山本店を運営するに至りました。

全国に11店舗展開するstyle tableは、エシカル ・サステナブル・ヴィーガンをキーコンセプトにしたセレクトショップです。
その他、人々が豊かで幸せに暮らすサステナブルな社会を目指し、国産で、無農薬、無着色、規定農家手摘みの上質なよもぎのみを使用することにこだわったサロン「YOMO〜食べられるよもぎ蒸し〜」、サステナブルにファッションを循環させるブランド「ROPACONE」を展開しています。

style tableが大切にしている7つのエシカルテーマ

「style table DAIKANYAMA」はエシカル消費を発信する場として、さまざまなアイテムをセレクトし、すべての商品を7つのテーマのエシカルで表現しています。

  • JAPAN MADE(ジャパンメイド)
  • ORGANIC(オーガニック成分配合)
  • CLIMATE CRISIS(気候危機対応)
  • PLASTIC FREE(プラスチックフリー)
  • VEGAN(ヴィーガン)
  • FAIR TRADE(フェアトレード)
  • NATURAL(天然由来成分配合)

わかりにくいエシカルをテーマ分けすることで、消費者がstyle tableで買い物をするとどんなエシカル消費に繋がっているのかを、一目で分かるように表記しているのが特徴です。

style tableが大切にしている7つのエシカルテーマ
テーマ 内容
JAPAN MADE
(ジャパンメイド)
国産商品を購入することは、海外産と比べて移動距離が少なくCO2の排出量をおさえることができるため、温室効果ガス排出削減に繋がります。

※一部海外原料を含んでいても、最終製造が日本であるものを対象としています。

ORGANIC
(オーガニック成分配合)
style tableが特に大事にしているテーマ。
土壌や生態系はもちろん生産に携わる人々への配慮も含むオーガニック製品には、次の世代へと、きれいな地球を残していきたいという想いが込められています。

※オーガニック認証を取得していない商品については「N」と併せて付与しています。

CLIMATE CRISIS
(気候危機対応)
「気候危機対応」にすぐに貢献できる、使用する材料や製造方法がCO2の削減に寄与している商品や製造企業が気候危機対策を行っている商品を取り揃えています。
PLASTIC FREE
(プラスチックフリー)
廃棄時に大量のCO2が発生するプラスチックを使用していない商品、または企業としてCO2削減に取り組んでいる企業の商品を扱っています。

※海洋プラスチックゴミをアップサイクルした商品、再生プラスチック、生分解性プラスチックを使用した商品にも付与しています。
※企業としてプラスチック削減に取り組んでいる場合、取り扱いの全商品に「P」を付与しています。

VEGAN
(ヴィーガン)
動物性タンパク質の生産には大量の化石燃料が必要であるため、ヴィーガンは地球を守る選択肢の一つ。
ヴィーガン認証を取得、あるいは同等の基準に達している商品を取り扱っています。

※製造過程に動物由来成分が使用される可能性があることから「植物由来成分100%・動物由来成分不使用」の商品は対象外としています。

FAIR TRADE
(フェアトレード)
フェアトレードの輸入品、または原料を使用している商品を購入すると、途上国の生産者の生活を支えることにつながります。

※国産の商品・原料に関する「ウェルネスフェアトレード」等の取組みについては、付与していません。

NATURAL
(天然由来成分配合)
石油由来成分や化学物質を極力排除し、自然なものを使うことは、環境に配慮する取り組みです。

※オーガニック成分を使用しているが、オーガニック認証未取得の商品にも付与しています。
※認証を取得していない場合は、製造企業へ確認をした上で、アイコンを付与しています。

ファッションにもエシカルな取り組みを

ロパコネサイクルの様子

同社はセレクトショップ運営の他、サステナブルにファッションを循環させるブランド『ROPACONE(ロパコネ)』を展開しており、ファッションツアーや講座、レンタルサービスを提供しています。

インスタグラムを中心に情報を発信している「0円で服が交換できる店」に賛同した三上さんは、2022年4月29日・30日に「代官山春花祭」にブース出店しました。
さらに交換されなかった服のその後が気になっていたため、「交換されなかった服に活躍する機会を作りたい」という想いから、恵比寿・代官山に店舗を構えるBRINGさんと提携。オリジナルのTシャツを作るなどして、イベントを盛り上げました。

物々交換を通して新たなコミュニティが生まれたことをきっかけに、ロパコネサイクルと呼ばれる服の交換会は定期的に開催されています。

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