食、歴史、芸術−−この秋行きたいエシカルなイベント3選

暑さが和らぎ過ごしやすくなる秋。都内では数多くのイベントが開催されるなか、エシカルなコンセプトのものも増えてきています。多彩なビーガングルメに出会えるフードイベントや、地球環境をテーマにした注目の展覧会など、この秋に行きたいエシカルな視点のイベントを紹介します。

※トップ画像:エミリヤ・シュカルヌリーテ《沈んだ都市》2021年 ビデオ・インスタレーション 9分33秒

東京ビーガングルメ祭り

「東京ビーガングルメ祭り」は、肉・魚・卵・乳製品・蜂蜜など動物性の食材や製品を使用しない100%植物性のフードを提供する屋台を集めたグルメフェスティバルです。通常、対面販売式の屋台グルメには原材料表記の義務はありませんが、本イベントではすべての飲食物に表記されています。会場には全国各地から60店舗以上が集まり、日本のビーガングルメの盛り上がりを体感することができます。

日程:2023年10月1日(日)
時間:10:00〜16:00
会場:木場公園 イベント広場(東京都江東区平野4-6-1)
公式サイト:https://vegefes.com/ 

特別展「海 ―生命のみなもと―」

地球上のあらゆる生命のみなもとである「海」の歴史や育まれた多様な生命を紹介し、海と人が共生していくための未来を考える特別展が国立科学博物館で開催されています。4部構成のプログラムのうち1つでは、「海との共存、そして未来へ」というテーマのもと、海洋プラスチック汚染や水産資源の枯渇など、私たち人間が引き起こしている海の環境変化や、そうした問題を解決するための取組が紹介されています。海のめぐみと共に生きてきた私たちが知るべきことに出会える特別展です。

会期:2023年7月15日(土)~10月9日(月・祝)
時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
会場:国立科学博物館(東京都台東区上野公園7丁目20)
公式サイト: https://umiten2023.jp

森美術館開館20周年記念展私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために

ハンス・ハーケ《海浜汚染の記念碑》(《無題》1968-1972/2019 年の部分)1970 年 デジタル C プリント 33.7×50.8 cm Courtesy: Paula Cooper Gallery, New York © Hans Haacke / Artists Rights Society (ARS), New York

環境危機をテーマに、国際的なアーティストたちによる歴史的な作品や、本展のための新作など、多様な表現の作品を展示し、持続可能な地球の未来への可能性を探求する企画展が森美術館で開催されます。環境危機という世界共通の課題に現代アートはどのように向き合うのか。それぞれの作品に込められた思いを読み解き、アートという視点からエシカルについて考えることで、今までとは違った発見に出会えるかもしれません。

日程: 2023年10月18日(水)〜2024年3月31日(日)
時間:10:00~22:00
※火曜日のみ17:00まで
会場:森美術館 六本木ヒルズ森タワー53階(東京都港区六本木6丁目10−1)
公式サイト:www.mori.art.museum

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