持続可能な新しい価値を生み出すイベント。SusHi Tech Tokyo 2024をレポート

SusHi Tech Tokyo 2024が2024年4月27日(土)~5月26日(日)のおよそ1か月間、東京のベイエリアで開催されました。世界が直面する課題の解決に向けて最先端のテクノロジーや多彩なアイデア、デジタルノウハウが集まるこのイベントは3つのプログラムから構成されています。今回はシンボルプロムナード公園で開催されていたショーケースプログラムの内容についてエシカルな視点でご紹介します。

展示されていたアート作品のひとつ

会場であるシンボルプロムナード公園では随所で写真のようなアート作品が展示されていました。こちらは町で出た廃材などを利用してできたものです。すべてのアート作品は売り物として出品されています。今後、それぞれのアート作品が新しい場所を見つけ人々を楽しませていくことでしょう。

ワークショップの様子と作成したライト

こちらでは捨てられていたキャップや釣り具などの廃棄物を再利用してライトを作るワークショップが行われていました。そのままではただの廃棄物だったものが機能的な家具に生まれ変わりました。アップサイクルが導くサステナブルな未来を想像させてくれます。

「Japan Arigato Lagar」

こちらはJALがビール会社とコラボすることでできた「Japan Arigato Lagar」というビール。成田空港JAL国際線ラウンジで余ったお米をアップサイクルしてできたサステナブルなビールです。ドライでキレがあり、ホップのフルーティーな香りを楽しめます。

バイオランドリーで浄化された水で手を洗っている様子

こちらはユニトライク株式会社の雨水や川の水を微生物の力で浴槽水レベルに浄化できる「バイオランドリー」という装置。長岡技術科学大学と東京電力ホールディングスの共同研究による浄水システム「ウォーターチェンジャー®」を商品化したものです。水道が止まった被災地などで活躍しています。会場では実際にこの装置で手を洗うことができました。

miraiサーキットで乗れる車

miraiサーキットでは自転車やキックボードの電動パーソナルモビリティに試乗できるコーナーが展開されていました。ガソリン車に変わるエコな車として注目されているだけあり、子どもから大人まで大人気のコーナーでした。

miraiサーキット試乗中の様子

親子で試乗していた方からお話を伺うことができました。
乗ってみた感想について、お子様から伺うと「ちょっと難しかったけど楽しかった」とのこと。
近い未来はこうした車が日常的に行き交っているのかもしれません。

イベント当日、会場であるシンボルプロムナード公園では「それぞれが取り組んでいるサステナブルだと思うもの」が並んでいました。参加者は会場内でそれらに触れたり、見たり、食べたりすることでサステナビリティについて学ぶことができるようになっていました。
エシカル消費もサステナブルな社会を実現するための私たちが毎日の暮らしの中でできる行動のひとつになります。
今の自分の生活の中で続けていけそうなエシカルにつながる行動をして、地球の未来を持続させていきましょう。

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