多様なエシカル消費をその場で体験・体感。「TOKYOエシカルマルシェ」をレポート
TOKYOエシカルは2024年5月25日(土)・26日(日)2日間、有明のシンボルプロムナード公園内イーストプロムナード 石と光の広場周辺で「TOKYOエシカルマルシェ」を開催しました。当日は約30もの企業や団体によるエシカル消費を体験・体感できるマルシェやキッチンカーが出展し、ワークショップ、ステージイベントを実施しました。
今回はそんなTOKYOエシカルマルシェの魅力的な様子をご紹介します。
さまざまなエシカル消費が展示されたマルシェ
マルシェブースではファッションやライフスタイル雑貨、フードなどさまざまなエシカルな商品を販売するブースや廃棄物をアップサイクル(※)したアイテムを展示するブースが出展しました。
※廃棄予定だったものに手を加えて、新たな価値を生み出し別の製品として生まれ変わらせること。
エシカリージャパン合同会社|インドの女性の伝統衣装「サリー」から誕生したインド発のサステナブルブランド「I was a Sari」の商品の展示と販売。サリーの魅力を活かした大胆な色使いと表情豊かなデザインのアイテムが揃っていました。
株式会社コル|抽出後のコーヒーの粉やみかんの皮などの植物由来の素材をアップサイクルしてできた製品の販売。ネックレスやストラップ、キャンドルホルダーなどナチュラルな雰囲気のアイテムが揃っていました。
一般社団法人エシカルビューティーEReA|野菜や果物に本来廃棄予定だったホエイをブレンドした美容と健康に良いクラフトホエイジュースの販売。イベント当日は暑さもあり、2日目には完売していました。
おいしいエシカルフードが楽しめるキッチンカー
イベント会場にはエシカルフードを楽しめるキッチンカーも出展しました。
おいしい食事を通して、フードロスやフェアトレードなどについて考えるヒントを与えてくれました。
Evolution株式会社のキッチンカー「eat for」と農家支援丼|「食べることが、社会貢献に」をコンセプトに、大豆ミートやフェアトレードの原材料を選んで作ったカレーや日替わりで出る農家支援丼などを販売。これらのメニューの売上の一部は、支援金として農家の方に寄付されます。
エシカル消費を体験できるワークショップ
会場の一角ではワークショップを実施しました。「エシカル消費とは何か?」を実際に手を動かしながら体験することができ、子供から大人まで一緒に楽しめるプログラムでした。
株式会社モーンガータ|役目を終えたコスメから絵の具を作成し、ポストカードに塗り絵を行うワークショップを実施。主にお子様が参加され、それぞれが好きな色で塗り絵を楽しんでいました。「コスメを絵の具にする」という技術や取り組みに驚き、「もっと詳しく知りたい」という参加者が何名もいらっしゃいました。
株式会社かまわぬ|手ぬぐいの包み方を体験するワークショップを実施。日本の伝統工芸品であることに加え、長く使い続けられる手ぬぐいを通して、エシカル消費について考えるきっかけになりました。
エシカルをテーマにしたステージイベント
TOKYOエシカルのパートナー企業・団体によるステージイベントや特別ゲストを招いたトークショーなどを実施し、会場全体が盛り上がりました。
一般社団法人エシカルウェディング協会|オーガニックコットン、フェアトレード・廃棄カーテンや漁網をアップサイクルしたドレスなど、エシカルなコンセプトで作られたウェディングドレスのミニファッションショーとデザイナーのトークセッションを実施。
クイズ王こうちゃんのエシカルクイズ&トークショー|元Quizknockメンバーで、テレビ出演でもおなじみのこうちゃんが考案したエシカルクイズとトークショーを実施。参加したお客様から「自分は何からエシカル消費行動を始めようか」、「学びになった」といった声がありました。
有栖川萌さんの「お江戸まじっくしょー」|着物や和傘、扇子などの伝統工芸品を使った日本の伝統的なマジック「手妻(てづま)」を披露。「伝統工芸品もエシカルなんだって」とお子さまに伝える親御さまの声もありました。
エシカルアクションストラックアウトチャレンジ|TOKYOエシカルアンバサダーの鈴木福さんが考案したエシカルアクションを集めたストラックアウトチャレンジを実施。当たったパネルのエシカルアクションを読み上げたり、パネルを持って写真撮影をすることでエシカル消費につながる行動を考えるきっかけになりました。
2日間にわたって実施されたTOKYOエシカルマルシェは、多くのお客さまにお越しいただき、盛況のうちに終えることができました。
来場者からは「エシカルは環境だけでなくて作る人にも優しいものということが、今まで発想になく印象的だった」「エシカル消費を少し気軽に身近に感じられて良かった」「全体を通して環境配慮について考えさせられました。」といった声をいただきました。
TOKYOエシカルでは、今後も身近にエシカル消費を体験・体感できる機会を提供していきます。